地域経済研究 14号
2003-03-31 発行

大学の社会貢献に関する調査研究 : 国内大学の地域研究機関の社会的役割を中心として <研究ノート>

Survey and research on the philanthropy of Universities : It focus on the social role of the regional research institutions of universities in Japan
平尾 元彦
本文ファイル
抄録
研究・教育に続く、大学における第三の役割としての「社会貢献」が注目を集めるなか、わが国においては学内に「地域研究機関」を設置し、地域社会との関わりを強化する動きがみられる。本研究は、これら研究機関の活動内容、地域社会との連携実態、地域の支援・サポート体制をアンケート調査・ヒヤリング調査に基づき整理し、大学の社会貢献の観点から、とくに人文・社会科学系を中心とする地域研究機関の課題と方向性を検討するものである。主要な課題として、(1)「地域研究」と「産学共同」は地域研究機関の中心的機能であるが、社会貢献の枠組みにおいて両機能は融合化する方向にあり、文理融合・産学連携による新分野へのチャレンジは地域研究機関の重要な課題である。(2)"地域の研究力"が問われる時代において、大学が自らの研究力を高めていくとともに、地域が大学を支援する仕組みを含めた新たな地域システムの構築が求められる、などの点を指摘する。
キーワード
大学の社会貢献
産官学連携
地域研究機関
philanthropy of universities
industrial administrative and academic sectors cooperation
regional research institution
SelfDOI