地域経済研究 10号
1999-03-31 発行

広島市におけるコミュニティ道路の住民評価と今後の課題 <論説>

Evaluation of community roads by surrounding residents in Hiroshima
杉惠 頼寧
柿田 慎二
本文ファイル
抄録
本研究は1983年以降広島市で建設された5個所のコミュニティ道路の事後評価をアンケート調査を通じて行い、今後の拡充のための必要な情報を入手しようとするものである。その結果、既存のコミュニティ道路の評価はそれぞれの地区で異なるが、全体として周辺住民に好意的に受け入れられていることがわかった。しかし、新しく自分の家の周辺にコミュニティ道路を設けることに対しては、既存のコミュニティ道路ほど賛同が得られないことがわかった。その理由はそれぞれの地区の事情によるものと考えられる。この度新しく建設されたコミュニティ道路に隣接する小学校の生徒に対しても同様なアンケート調査を行うと、小学生も大人と同様にコミュニティ道路を高く評価していることがわかった。この道路の事前事後の車の速度を比較すると、速度低減の効果も大きいことも実証された。
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