広島大学水畜産学部紀要 5巻 1号
1963-12-20 発行

Gas Liquid Chromatography による魚肉腐敗生産物中のアミン類の分離

Separation of lower aliphatic amines present in the spoilt fish meat by gas liquid chromatography
佐藤 美和
伊藤 啓二
松本 文夫
本文ファイル
抄録
(1) アンモニアおよび低級脂肪族アミン類のG. L. C. による分離において, 固定相液体n-Hexadecane, Paraffin wax, Triethylen glycol, Cetylalcohol, Glycerol, Triethanolamine の6種類のうちでは, Cetylalcohol, Glycerol, Triethanolamine が比較的分離能のすぐれていることを知った.
(2) 固定相液体としてTriethanolamine 1m, Cetylalcohol 4m を直列につないだものを使用してアンモニアと10 種類の低級脂肪族アミンを分離し,その場合のカラム温度,キャリヤーガス流速の適度はそれぞれ98 ℃,30ml/min. と定めた.
(3) 上記のカラムを用いてフイッシュソルプルの腐敗生産物から,アンモニア, トリメチルアミン,メチルアミン,エチノレアミン,ジエチルアミン, トリエチルアミン又はイソプチルアミンの6種類を確認し得た.量的な関係はアンモニアが大部分で次I"Cトリメチルアミンが多く,微量のメチルアミンおよびヱチルアミン, トリエチルアミン又はイソプチルアミンの痕跡が認められた.
内容記述
本研究は文部省科学試験研究費補助金"フイッシュソルプルの製造I"C関する研究"の一部として実施したものであることを附記する.