初等教育カリキュラム研究 9号
2021-03-31 発行

小学校高学年における「話合い活動」での合意形成過程の実態 : 児童の発話内容・記述内容の分析を通して

Reality of Consensus Formation Process in “Discussion Activity” Among Upper Graders in Elementary School: Based on Analysis of Utterance/Description of Students
野地 香苗
西村 由惟
新宅 祐子
若松 美沙
若松 昭彦 大学院人間社会科学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
本研究の目的は,小学校6年生を対象に,「話合い活動」での児童の言動を発話内容と記述内容の視点から分析することを通じて,合意形成過程の実態を明らかにすることであった。まず,発話内容の結果から,各月で特徴は異なるものの,「話合い活動」に参加した児童の半数以上が,「話合い活動」とその後の実践を継続的に経験することで,他者との相互作用のある対話である反証型および共有型の発話を重ねて合意形成に至ったことが明らかになった。次に,記述内容の結果から,「話合い活動」後に振り返りを提出した児童の大半が,「話合い活動」とその後の実践を継続的に経験することで,メタ認知的活動(モニター・照合・調整)に基づく共有過程を辿ったことが明らかになった。
内容記述
本研究は,日本学術振興会科学研究費助成事業 基盤研究(C)課題番号18K02758:多様性に富む共生社会構築に向けた小学校用「多様性把握シート」の作成と活用(代表 若松昭彦)により行われた。
キーワード
小学校高学年
話合い活動
合意形成過程
Upper Graders in Elementary School
Discussion Activity
Consensus Formation Process
権利情報
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