初等教育カリキュラム研究 7号
2019-03-31 発行

高度情報社会の在り方を考察し市民としての関わり方を判断する小学校社会科授業構成 : 第5学年「ビッグデータを活かすHONDAセーフティマップと埼玉県」の授業を手がかりとして

Class Structure for Elementary Social Studies in an Advanced Information Society: Based on the Saitama Prefectural Government’s initiative which utilizes a Honda Safety Map
神野 幸隆
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抄録
本稿は,高度情報社会の在り方を考察し市民としての関わり方を判断する小学校社会科授業構成を提案し,授業実践と検証を図る。主教材としてHONDAがビッグデータを基に作成しているSafety Mapを交通事故防止に活用している埼玉県の取組を用いた。授業実践及び検証を行い,高度情報社会の在り方を考察し市民としての関わり方を判断する社会科授業では,①大量かつ広範囲,タイムリーな情報収集によって潜在していたものが可視化できるようになることに着目することで,社会的事象の意味を解釈できること。また創出される価値と国民生活の向上や産業の発展とを関連付けて考えること。②産業の発展や国民生活の向上という恩恵面と個人情報保護の対立を取り上げ,どのような目的や機関ならば個人情報の収集や譲渡を許可するのかについて考えたり,どのようなルールや法律が必要なのかを判断したりする学習過程を位置付けること,の2点が重要であることが明らかになった。
キーワード
高度情報社会
ビッグデータ
IoT
個人情報の保護
Advanced Information Society
Big Data
Protection of Personal Information
Social Studies
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