初等教育カリキュラム研究 4号
2016-03-31 発行

2画面比較映像を用いた児童の自己評価の内容分析 : 2つの映像を同時再生するソフトウェアを活用して <論文>

Content Analysis of Pupils’ Self-Assessment Using Dual-video Comparison <Article>
末吉 知規
本文ファイル
JEEC_4_3.pdf 1.24 MB
抄録
本研究の目的は,学習者自身の映像を用いた自己評価と,モデル映像と学習者自身の映像を並べて2画面同時に提示するビデオ映像を用いた自己評価を比較することによって,動きや技の改善点や高まりの気づきに違いがみられるのか,その観察対象の違いによる児童の気づきの特徴を明らかにすることである。

そこで,小学4年マット運動の授業において,観察対象の違う2つの自己評価の記述を比較した。その結果,学習者自身の映像を用いた自己評価では,動きや技の高まりに関する記述が多く,学習者自身が意識的に修正しようしたことや,児童が試技を行った際に自分で感じた気づきが記述されやすいことが推察された。また,2画面比較映像による自己評価では,授業で指導された運動課題についての評価基準をより高く修正したり,自らが意識していなかった改善点を見出したりしやすいが,自分で感じた気づきが捨象される可能性があることが示唆された。
内容記述
本研究は,科学研究補助金・基盤研究(C)(No.25350726)の助成を受けたものである。
キーワード
体育授業
運動学習
自己評価
2画面比較映像
physical education class
motor skill
self-assessment
dual-video comparison
権利情報
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