広島大学附属三原学校園研究紀要 7巻
2017-03-28 発行

中学生のライフスキル向上をめざして : 第9学年における食品添加物の学習を通して

A Study on Improving Secondary School Students' Life Skills: In Teaching Practice on Food Additive to 9th Grade
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抄録
本研究の目的は,近年の輸入食品の増加による食の安全性への不安や,外食や既製食品に頼る食生活の増加といった傾向にある食スタイルを見直し,成長期である中学生にとって望ましい食生活を確立するためのスキルを高める指導の実践を検証することである。ライフスキルの向上とQOL(生活の質)を高めるためには,安全でバランスの良い食事が大切であり,幼少期から望ましい食生活についての知識や態度を確立する必要がある。そこで,食生活が乱れがちになると思われる中学3年生の生活実態調査から見える生活課題に目を向け,自分自身の食生活を振り返らせるとともに,成長期における食習慣の課題解決のための保健指導を実施した。この学習により,自分の食生活を振り返り,より望ましい食への意識を高めることで,自らのライフスキルを構築する基礎を培うことが出来ると考えられた。