広島大学附属三原学校園研究紀要 7巻
2017-03-28 発行

政府の役割と国民の福祉について : 財政教育プログラムの実践を通して

Political Role and National Welfare: Through the Practice of the Financial Education
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抄録
本研究の目的は,中学校社会科公民的分野で学習する単元「国民生活と福祉」について,学校で行う学習内容と,財務省が主体となって行う財政教育プログラムの学習内容を,どのように連携させて行うことが教育活動として有効であるのか,を明らかにすることである。具体的には,生徒が,政府の経済活動に関心を持ち,少子高齢化に伴う財政上の課題等について,統計資料など様々な情報手段を活用し,仲間と協力しながら,意欲的に課題解決に向けて追究することができるようになることである。授業中の生徒の活動の様子や生徒のまとめた内容をもとに,研究の成果を分析した。本研究において,生徒は積極的に財政上の課題解決に取り組み,主権者として果たす役割について,理解を深めることができた。引き続き,課題を克服しつつ,学校での学習内容と財政教育プログラムの学習内容を効率よく連携させていくための方策を考えていきたい。