広島大学附属三原学校園研究紀要 7巻
2017-03-28 発行

「ボールを持たないときの動き」に着目したハンドボールの授業づくり : 第3学年における授業実践を通して

Development of lessons on Handball Focusing on "the motions of players without balls": Through Lesson Practice in Third Grade Elementary School
中山 泉
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抄録
本研究は,小学校第3学年におけるボール非保持者の「ボールを持たないときの動き」に着目したハンドボールの授業づくりの有効性とその課題について考察することをねらいとする。授業実践では,3対1や3対2のアウトナンバーをつくり,攻守交代制のゲームを行った。また,コート内にグリッドをつくり,守備の動ける範囲を制限するとともに,攻撃は2つのグリッドに必ずパスを入れることを条件とした。その結果,攻守交代制のゲームは,攻守ともにゴールの方向が明瞭になることから,ねらった動きを表出する一つの要因であることが示唆された。さらに,アウトナンバーでのゲームは,ボール非保持者が,グリッド内で守備からはなれた空間,すなわちパスをもらったりシュートを打ったりするための有効な空間を見つけることに有効であったと考えられる。