広島大学附属三原学校園研究紀要 7巻
2017-03-28 発行

「ふしづくりの教育」を取り入れた音楽科の授業開発 : 第2学年における授業実践を通して

Development of a Lesson Adapting "Fushizukuri" Music Education: Class Practice in Second Grade Elementary School
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抄録
本研究の目的は,第2学年における授業実践を通して,「ふしづくりの教育」の特質や効果的な指導の在り方を探り,成果と課題を明らかにすることである。研究の方法は,第2学年における「ふしづくりの教育」を取り入れた授業実践と学習内容を概観する。そして,その中で生まれた児童の作品を抽出する。さらに,音楽科授業への意識調査及び技能調査の変容を見る。研究の結果,主に2点の成果を挙げる。1点目は,「ふしづくりの教育」 を取り入れたことで,児童の表現の基礎的な能力が,全般的に高まったことである。2点目は,児童の音楽づくりへの意欲や主体的な学びに向かう姿勢の高まりが一部認められたことである。一方,課題も2点ある。1点目は,ふしを創る際の人数構成,2点目は,ふしを創るための条件設定である。これらの課題は,ねらいに沿った効果的な指導の在り方を探る上で,今後の大きな示唆となった。