広島大学附属三原学校園研究紀要 7巻
2017-03-28 発行

「国語科において育成を目指す資質・能力」を育む授業開発 : 第1学年「はじめは『や!』」の実践を通して

Developing Classes to Cultivate "the Qualities and Capabilities of Aiming at the Fostering of Abilities in Japanese": Through the Practice of "Ya! is the Beginning" in the First Year
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抄録
本研究は,子どもたちの実態に合わせて「国語科において育成を目指す資質・能力」を設定し,その資質・能力を効果的に育成する授業を開発することを目的とした。今回は小学校第1学年の「はじめは『や!』」を題材とした。国語科において育成を目指す資質・能力は,「言葉で課題を多角的に精査するための思考力」「言語生活の向上を志すことで,自分の人生を豊かにしようとする態度」とした。育成に向けて,ノートを用いた一問一答のやりとりを行うこと,年長児に題材を読み聞かせる場を設定することを手立てとして講じたことが特徴である。この研究により,ノートを使ったやりとりを子どもたちと個別に行うことは,子どもたちの思考を引き出したり,様々な考えを授業の中で効呆的に引き合わせたりすることにつながり,子どもたちが課題を多角的にとらえるために有効であった。また言語活動の充実を図ることが主体的な学びを引き出し,資質・能力の育成に大きく影響を与えることを明らかにすることができた。