広島大学附属三原学校園研究紀要 6巻
2016-03-28 発行

「ネットボール」を教材として用いた授業実践の一考察 : 第3学年「ボール運動(ゴール型)」の実践を通して

A Case Study of Physical Education Class Dealing With Netball : Through a Third Year Ball Game (Invasion Game) Unit
中山 泉
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抄録
本研究は,小学校第3学年におけるボール運動のゴール型ゲームにおいて,「ネットボール」を教材としたアウトナンバーゲームの有効性を考察することを目的とする。そのための授業実践として,ボール保持者の判断については,3対1のゲームを行い,ボール非保持者の空間創出については,3対2のゲームを行った。その結果,ボール保持者の判断について,マークされていない味方を見つけてパスを出す姿が見られ,有効であったと考えられた。また,ボール非保持者の空間創出についても,広い空間を使いマークを外す姿が見られた。一方,教材としての「ネットボール」についても,「ネットボール」の特徴を生かすことができる,有用な示唆が得られたと考えられた。今後は,発達段階に応じた技能や課題の設定とともに,ゴール型ゲームが抱える課題を追求し,子どもたちともに解決していきたい。