広島大学総合博物館研究報告 9号
2017-12-25 発行

外来釣り餌動物チュウゴクスジエビ Palaemon sinensis の出現状況

The alien freshwater shrimp Palaemon sinensis in Japan
斉藤 英俊 大学院生物圏科学研究科 広大研究者総覧
鬼村 直生
米谷 公宏
清水 識裕
小林 薫平
児玉 敦也
河合 幸一郎 大学院生物圏科学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
近年,日本の淡水域において釣り餌「シラサエビ」として輸入される外来種チュウゴクスジエビ Palaemon sinensis が,日本の淡水域で確認されている。その侵入経路を推測するために各地の釣り具店およびペットショップ(通信販売)におけるエビ類の販売状況,およびチュウゴクスジエビの流通に伴い非意図的に混入する水生動物を調査した。チュウゴクスジエビは,東京都,神奈川県,静岡県,愛知県,大阪府,広島県および福岡県の釣り具店で「シラサエビ」として販売されていたテナガエビ類に含まれていた。非意図的に混入する水生動物として,魚類のモツゴ,ヨコシマドンコ,クロヨシノボリ,ヌマチチブ,チョウセンブナ,甲殻類のエビノコバンおよび昆虫類のミズムシが確認された。本研究により,チュウゴクスジエビが神奈川県,兵庫県,岡山県,島根県,福岡県および佐賀県の流れの緩やかな河川主流路やワンドおよび水路から確認された。
内容記述
本研究は科研費(15K06932)の助成を受けた。
キーワード
外来種
スジエビ
チュウゴクスジエビ
釣り餌
Palaemon paucidens
Palaemon sinensis
alien species
fishing bait
権利情報
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