広島大学総合博物館研究報告 9号
2017-12-25 発行

糞分析を用いたオオサンショウウオ幼生の食性に関する研究

A study of food habits of the larvae of the Japanese giant salamander Andrias japonicus using fecal analysis
児玉 敦也
中村 虎之介
神林 千晶
本文ファイル
抄録
オオサンショウウオ幼生の食性を解明するために,広島県東広島市豊栄町椋梨川の自然巣穴周辺に離散した本種幼生の糞分析と環境分析を行った。糞分析の結果,カゲロウ目およびカワゲラ目の水生昆虫が80%を占めた。このうちカゲロウ目ではトビイロカゲロウ属が最も多くみられた。これらの餌生物は3-5月に羽化するため,餌生物の減少による幼生の流下離散の要因になっていることも考えられた。また,幼生の体サイズの増加に伴い,食性が変化することも示唆された。
内容記述
本研究はJSPS科研費 JP26870400, JP17K01209の助成を受けたものです。
キーワード
オオサンショウウオ
幼生
糞分析
食性
水生昆虫
Andrias japonicus
larvae
fecal analysis
food habit
aquatic insect
権利情報
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