広島大学総合博物館研究報告 9号
2017-12-25 発行

広島県東広島市旧西条町内に分布する石碑の特徴と社会科教材としての意義

Characteristics of the stone monuments in Saijo, Higashi-Hiroshima City, southwest Japan, and their significance for teaching materials of social studies.
今井 貴秀
横川 知司
氏原 秀
竹下 紘平
陶 子
潘 意涵
江頭 千尋
鎌田 祥子
鎌田 祐介
中村 勇介
復本 真利江
藤本 理志
橋本 訓典
村田 翔
弘胤 佑
熊原 康博 大学院教育学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
本稿の目的は,広島県東広島市旧西条町に分布する石碑の特徴を明らかにすると共に,小学校や中学校社会科の地域学習における石碑の教材的意義を検討することである。調査の結果,202基の石碑が確認され,寺社や公共施設,溜池などに石碑の立地が多くみられた。石碑の建立年との関連を検討すると,第二次世界大戦の終戦を境に,石碑の主な建立目的が地域社会に貢献した人物や行為の顕彰から,寺社への寄附に関連したものへと変化していったことが明らかになった。社会科教材としての意義については,1)学習指導要領への適合と2)石碑の情報量という観点から検討を行い,石碑のもつ教材的意義を3つに分類した。各分類において,具体的な活用方法を考察し想定される学習の展開を提示した。本稿は,「地域学習」の不振の要因のひとつである,地域に即した資料の不足の改善の一助になると期待される。
キーワード
石碑
地域学習
東広島市
旧西条町
社会科
Stone Monument
Community Learning
Higashi-Hiroshima City
Saijo
Social Studies
権利情報
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