広島大学総合博物館研究報告 8号
2016-12-25 発行

広島県内における水害碑の碑文資料

Contents of Inscriptions on Stone Monuments Related to Flood or Debris Flow Disasters in Hiroshima Prefecture, Southwest Japan.
藤本 理志
小山 耕平
熊原 康博 大学院教育学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
本研究では,広島県内の土石流や洪水に関する石碑の碑文の内容を整理・集約した。特に,漢文で刻まれた碑文の内容は理解することは難しいため,碑文を現代語に訳した。広島県では1909(明治42)年から現在までに水害碑が少なくとも38基建立されている。概して,第二次世界大戦前までの石碑は,災害の様子,復興の過程に関する詳細な情報が記述されるものが多い。一方,戦後の石碑は,災害の概要を端的に伝え,慰霊や復旧記念を目的とするものが多い。水害碑は,被災地の位置や被災当時の様子を,地域の住民に伝えることができる防災教育に資する媒体であり,本稿はその一助となると期待される。
キーワード
石碑
洪水
広島県
土石流
防災
stone monument
flood
Hiroshima prefecture
debris flow
disaster prevention
権利情報
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