広島大学総合博物館研究報告 8号
2016-12-25 発行

水族館の教育ボランティア経験がもたらす参加者の意識変化 : 神戸市立須磨海浜水族園を事例に

The influence of volunteer activity at educational venues on participants’ consciousness: a case study of the Suma Aqualife Park KOBE
谷 綺音
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抄録
水族館をはじめとした博物館施設において,社会教育普及活動の効果を期待しボランティアを活用する動きが盛んになってきた。博物館におけるボランティア活動には,ボランティア組織や参加者が来館者に対する社会教育の一端を担うという側面だけでなく,ボランティア活動が活動者自身の学習の場として機能している,という側面もある。本研究では,ボランティア活動の参加者に対する教育的な側面に注目し,博物館においてボランティア活動に参加することが,参加者自身の意識にどのような影響を与えるのかを調査した。調査対象は神戸市立須磨海浜水族園教育ボランティアと職員で,アンケート調査と関係者からの聞き取り調査を行った。その結果,水族館におけるボランティア活動に参加することは,参加者の海や海の生物への愛着,環境意識,社会的なつながりに関する意識に影響を与えることが明らかになった。
キーワード
ボランティア
水族館
環境教育
海に対する意識
volunteer
aquarium
environmental awareness
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