Effective methods and practice of active learning in postgraduate education: A case study of the “Creation of Regional Culture” in the Taoyaka Program, Hiroshima University, Japan
抄録
本研究の目的は,アクティブラーニングの観点から,多国籍の学生を対象にした講義において,効果的な教育方法を提示することである。これまでの多国籍の学生を対象としたアクティブラーニングに関する研究では,日本人の学生と留学生が交流する異文化理解に主眼が置かれていた。筆者が担当する講義「地域文化創生論」では,多国籍の受講生が相互の文化的な背景を理解し合うだけではなく,フィールドワークに関する学びを深めることを目的とした。そして,言語に制約がある中でも,受講生がより主体的に学びを深められるように,講義のアクティブラーニング化を目指した。本稿ではその工夫と学生への教育効果を踏まえ,アクティブラーニングを実践する上での効果的な教育方法について述べる。
内容記述
本研究は,文部科学省博士課程教育リーディングプログラム広島大学大学院「たおやかで平和な共生社
会創生プログラム」の講義「地域文化創生論」の実践にもとづいて行った。
キーワード
大学院教育
アクティブラーニング
文化
留学生
フィールドワーク
観察
postgraduate education
active learning
culture
international students
fieldwork
observation
権利情報
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