広島大学総合博物館研究報告 6号
2014-12-25 発行

瀬戸内海周防灘中津干潟における絶滅危惧種アオギス Sillago parvisquamis(キス科)の最新の生息状況(2011-2013年) <論文>

Recent Population Trends of Small-Scale Sillago in Western Seto Inland Sea, Japan (2011-2013). <Article>
重田 利拓
手塚 尚明
中川 倫寿
本文ファイル
抄録
キス科の絶滅危惧種アオギス Sillago parvisquamis について,最大の生息地である瀬戸内海周防灘南部(豊前海)の大分県中津干潟において2011~2013年に調査を実施し,本種の最新の生息状況や年齢構成などを明らかにした。同干潟では2011年級の卓越が認められ,釣りCPUE(個体数/3時間/人)は,2012年6月では7.4(n=13)の高値を示した。2011年級の卓越は豊前海の各生息地で認められ,同海域全体で共通した現象であった。一方,周防灘北部や伊予灘の生息地では2011 年級の卓越は認められず,2011年級の卓越は豊前海に限定した現象であることが明らかになった。
キーワード
アオギス
キス科
絶滅危惧種
中津干潟
Sillago parvisquamis
endangered species
Nakatsu tidal flat
Sillaginidae
small-scale sillago
権利情報
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