広島大学総合博物館研究報告 4号
2012-12-25 発行

瀬戸内海中央部で発見された腕足類2種について <短報>

Two Species of Brachiopods Collected from Central Part of Seto Inland Sea, Western Japan <Short Report>
広瀬 雅人
近藤 裕介
平林 丈嗣
本文ファイル
抄録
シャミセンガイの1種Lingula sp.が広島県ハチ干潟,細ノ洲から採集された。本標本はウスバシャミセンガイに酷似するが,筋肉痕の配置において違いも確認された。また,塩飽諸島広島沖合からは,これまでの瀬戸内海から報告があった既知2種とは殻の形態が異なるスズメガイダマシの1種Discradisca sp.が確認された。これらの浅海産腕足類は日本各地で絶滅が報告され,西日本の5県で絶滅危惧種あるいは準絶滅危惧種に指定されており,詳細な観察に基づく正確な種の分類とともに出現記録を正式に残すことが保護上必要である。
キーワード
腕足類
絶滅
瀬戸内海
広島県
レッドデータブック
brachiopod
extinction
Hiroshima Prefecture
red data book
Seto Inland Sea
SelfDOI
権利情報
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