広島大学総合博物館研究報告 12号
2020-12-25 発行

東広島市におけるエコミュージアム見学ツアーの需要

Potential demand for eco-museum excursions in Higashihiroshima City
淺野 敏久 大学院人間社会科学研究科 広大研究者総覧
菊地 直樹
本文ファイル
抄録
エコミュージアムにおいて,地域に散在する遺産をどのように結びつけるかは1つの課題である。1つの解決策として,域内をめぐる見学ツアーを提供することが考えられる。本稿の目的は,東広島市で想定できるエコミュージアム・ツアーにどの程度の需要が見込めるのかを示すことである。そのために,広島県民へのウェブアンケート調査と,広島大学学生の意見調査を行った。ウェブアンケートからは,エコミュージアムに関心をもつ層が3分の1おり,ツアーへの参加希望は,「水と酒」をテーマとするものが56.0%,「生物と農村生活」で44.9%,「バイオマス関連」で40.3%,「伝説と歴史」で30.3%であることが示された。また,学生の意見としては,大学のある地域について知る機会を大事にしたい,日常的に自然に接する機会が少ないので提示された機会は貴重だと考える者がいる一方,参加費用面でそもそも無理だと判断する者がおり,両者はほぼ半々となった。見学ツアーに対して,広島大学総合博物館単独での実施能力を大きく上回る潜在的な需要があることが確認できた。
内容記述
ウェブアンケート調査について科学研究費(基盤研究(C),19K01186,代表:淺野敏久)を使用した。
キーワード
エコミュージアム
見学ツアー
大学博物館
都市農村交流
東広島市
Eco-museum
Excursion
University museum
Urban-rural exchange
Higashihiroshima city
権利情報
Copyright (c) 2020 広島大学総合博物館 Hiroshima University Museum