広島大学総合博物館研究報告 11号
2019-12-25 発行

広島大学における学芸員資格取得特定プログラム新課程の実施と課題

Implementation of a new specific program for training curators at Hiroshima University
青木 孝夫 大学院総合科学研究科 広大研究者総覧
菅村 亨 大学院教育学研究科
本多 博之 大学院文学研究科 広大研究者総覧
山口 富美夫 大学院統合生命科学研究科 広大研究者総覧
山崎 博史 大学院教育学研究科 広大研究者総覧
吉田 将之 大学院統合生命科学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
博物館法施行規則の改正に伴い,2012年4月から学芸員資格取得のために修得すべき科目が大幅に変更となった。学芸員資格取得の歴史においてはきわめて大きな変更である。本学では,これに対応するため,各学部の学芸員資格取得特定プログラムを統合し,全学の学生を対象とする新課程に移行した。本稿では,本学が新たに採用した4学期制(ターム制)を含め,今回の変更が受講や資格取得にどのような影響を及ぼしたのか,統計データの分析を通じて考察した。新課程移行の前後で,プログラム登録者数,資格取得者数は大幅に減少し,取得率も大きく低下した。こうした現象は特定の学部,分野の変化に基づくものではなく,旧課程においてプログラム登録の主体となってきた全ての学部に共通する。分析を通じて,大幅な必要単位数の増加,全学を対象としたプログラムへの変更,2学期制から4学期制(ターム制)への変更など,複数の要因が関連して,各学部における専門の修得と学芸員資格取得を両立させることが困難な状況が生じていることが推定された。
内容記述
本稿は,2018年6月22日に香川大学で開催された第13回日本博物科学会で口頭発表した藤野次史・青木孝夫・清水則雄・菅村 亨・本多博之・山口富美夫・山崎博史・吉田将之「広島大学における新課程実施後の学芸員資格取得状況について」を元に,新たなデータを加えて考察したものである。
キーワード
学芸員資格
博物館法施行規則
特定プログラム
新課程
Curator qualifications
Museum law enforcement regulations
Specific programs
New courses
権利情報
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