広島大学総合博物館研究報告 10号
2018-12-25 発行

瀬戸内海周防灘中津干潟における絶滅危惧種アオギス Sillago parvisquamis(キス科)の危機的な生息状況(2016-2018年)

Critical Population Trend of the Small-scale Sillago Sillago parvisquamis (family Sillaginidae) at Nakatsu Tidal Flat, Suo-nada Sea, Western Seto Inland Sea, Japan, 2016-2018
重田 利拓
冨山 毅 大学院生物圏科学研究科 広大研究者総覧
坂井 陽一 大学院生物圏科学研究科 広大研究者総覧
斉藤 英俊 大学院生物圏科学研究科 広大研究者総覧
本文ファイル
抄録
キス科の絶滅危惧種アオギスSillago parvisquamis について,最大の生息地である瀬戸内海周防灘南部(豊前海)の大分県中津干潟において2016 ~ 2018年の繁殖期に緊急調査を実施し,本種の生息状況や年齢構成などを明らかにした。2016年,2017年,および2018年の釣CPUE(個体数/3 時間/ 人;平均値±標準偏差)は,それぞれ0.80 ± 1.3(n=13),4.3 ± 2.9(n=18),および0.33 ± 0.65(n=9)の低値を示した。依然として,繁殖活動が認められるものの,個体数の減少は著しく,危機的な生息状況にあることが明らかになった。
キーワード
アオギス
キス科
絶滅危惧種
中津干潟
Sillago parvisquamis
endangered species
Nakatsu tidal flat
Sillaginidae
small-scale sillago
権利情報
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