生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 56巻
2017-12-15 発行

A rare infection of Ceratothoa verrucosa (Isopoda: Cymothoidae) on red seabream, Pagrus major, cultured in central Japan

養殖マダイにおけるタイノエの稀な寄生
Nagasawa, Kazuya 大学院生物圏科学研究科
Tanaka, Shinji
本文ファイル
抄録
三重県南伊勢町神前浦で養殖されていたマダイ当歳魚の口腔に等脚類ウオノエ科のタイノエ Ceratothoa verrucosa(Schioedte and Meinert, 1883)の寄生を認めた。タイノエは雌で腹面を宿主の口蓋に向けて寄生していた。三重県では養殖海水魚の魚病診断記録が1985年4月から蓄積されている。2017年7月までの32年間に調べられた14,591尾以上の養殖マダイにタイノエの寄生が認められたのは本件を含めて僅か2件であった。これは,タイノエが養殖マダイの極めて稀な寄生虫であることを示している。
キーワード
aquaculture
Ceratothoa verrucosa
Cymothoidae
fish parasite
Isopoda
Pagrus major
ウオノエ類
魚類寄生虫
水産養殖
タイノエ
等脚類
マダイ