生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52巻
2013-12-25 発行

100年ぶりにボラに寄生が確認されたヒダビル

A rediscovery of Limnotrachelobdella okae (Hirudinida: Piscicolidae) from flathead grey mullet Mugil cephalus in Japan
泉川 晃一
池竹 弘旭
本文ファイル
抄録
2007年7月に三重県の鍋田川河口部に近い汽水域で採集したボラMugil cephalus幼魚の鰓腔壁,2013年3月に岡山県沿岸の瀬戸内海に続く汽水路で採集したボラ未成魚の体表にヒダビルLimnotrachelobdella okae(Moore, 1924)の寄生を認めた。ヒダビルのボラへの寄生は1914年に記録されていたが,それはこれまで見落とされてきた。本報告は,ボラからのヒダビルの100年ぶりの記録である。
キーワード
ウオビル類
魚類寄生虫
ヒダビル
ボラ
Limnotrachelobdella okae
Mugil cephalus
fish leech
fish parasite
flathead grey mullet