生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52巻
2013-12-25 発行

スズキに捕食された稚アユPlecoglossus altivelis altivelis の由来判別

Sock discrimination for juvenile ayu, Plecoglossus altivelis altivelis from stomach of field-caught Japanese seabass, Lateolabrax japonicas in the Nuta River, Hiroshima Prefecture
占部 敦史
本文ファイル
抄録
広島県沼田川下流域でスズキに捕食された稚アユの由来判別を,耳石結晶化および耳石Sr/Ca比を指標に行った。稚アユ7個体のうち,3個体は耳石の結晶化が認められたことから人工放流種苗とした。正常な耳石を有していた4個体の耳石Sr/Ca比分析を行ったところ,3個体が人工放流種苗で,天然遡上は1個体となった。結局,稚アユ7個体の由来は,天然遡上が1個体で,6個体は放流された人工放流種苗と考えられた。耳石形状やSr/Ca比分析は,外敵に捕食された稚アユの由来判別に有効であると考えられた。
キーワード
アユ
胃内容物
耳石Sr/Ca比
スズキ
由来判別
ayu
otoltih Sr/Ca ratio
seabass
stock discrimination
stomach content