生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52巻
2013-12-25 発行

瀬戸内海山口湾で採集された準絶滅危惧種ショウキハゼTridentiger barbatus(ハゼ科)の生息と産卵の確認

First record on the occurrence and spawning of Shokihaze goby, Tridentiger barbatus (family: Gobiidae), based on a specimen from Yamaguchi Bay in western Seto Inland Sea, Japan
重田 利拓
本文ファイル
抄録
2012年6月に瀬戸内海西部の山口湾で,ハゼ科の準絶滅危惧種であるショウキハゼTridentiger barbatus 1 標本が採集された。全長110.1mm,体長89.4mm,雌の成魚で,卵巣は発達し,GSI は1.59%であった。細胞・組織学的検討より,最も発達した正常な卵母細胞は第二次卵黄球期で,新しい排卵後濾胞細胞を多数認めたことより,産卵期における複数回の産卵が示唆された。今回,標本に基づき山口湾における生息と産卵を初記載した。
キーワード
産卵
ショウキハゼ
ハゼ科
干潟
山口湾
Tridentiger barbatus
Gobiidae
Shokihaze goby
spawning
tidal flat
Yamaguchi Bay
SelfDOI