生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 51巻
2012-12-24 発行

九州初記録の魚類寄生虫チョウとコイ科魚類における重度寄生例

Argulus japonicus Thiele (Crustacea: Branchiura) from Kyushu, western Japan,with a note on its heavy infection of koi carp (Cyprinus carpio) and Japanese crucian carp (Carassius cuvieri)
村瀬 拓也
柳 宗悦
前野 幸二
本文ファイル
抄録
鹿児島県内で飼育されていたコイ Cyprinus carpio と斃死したコイ(ニシキゴイ),貯水池で採集した野生コイ,中岳ダム湖で斃死した野生ゲンゴロウブナ Carassius cuvieri の体表にエラオ類の寄生を確認し,それらをチョウ Argulus japonicus Thiele, 1900に同定した。これは,九州におけるチョウの初記録である。ニシキゴイとゲンゴロウブナにおけるチョウの寄生数は,それぞれ1尾当たり720個体と100個体以上に及び,両魚種の斃死に関与した可能性がある。
キーワード
エラオ類
魚類寄生虫
ゲンゴロウブナ
コイ
新産地記録
チョウ
Argulus japonicus
Argulus japonicas
Branchiura
Carassius cuvieri
Cyprinus carpio
fish parasite
new locality record
SelfDOI