生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 47巻
2008-12-20 発行

耳石Sr/Ca比による広島県沼田川水系の天然遡上アユと陸封アユの判別

Discrimination of amphidromous and landlocked ayu, Plecoglossus altivelis altivelis (Teleostei: Plecoglossidae) in the Nuta River, Hiroshima Prefecture, using the otolith Sr/Ca ratio
山本 香菜子
高山 翔
柴田 恭宏
中村 和夫
本文ファイル
抄録
6~8月にかけて主に沼田川中流域で採集したアユ30尾の耳石Sr/Ca比を調べ,由来判別を行った。その結果,30尾中12尾が天然遡上アユであることが判明した。また,支流の椋梨ダム湖(白竜湖)より上流の椋梨川で採集した13尾は,全ての個体で耳石Sr/Ca比の変動が認められなかったことから,これらはダム湖で再生産した陸封アユと考えられた。
内容記述
本研究は平成19年度広島大学地域貢献研究において,東広島市沼田川漁業協同組合より課題提案された「東広島市沼田川におけるアユの資源保全と有効利用」の一環として行った。
キーワード
アユ
Sr/Ca比
沼田川
椋梨ダム湖
天然遡上アユ
陸封アユ
ayu
otolith Sr/Ca ratio
amphidromous form
landlocked form
Nuta River
Mukunashi River