生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 42巻
2003-11-30 発行

日本産イワナ2亜種、ゴギとニッコウイワナ全ヘモグロビンの酸素親和性の比較

Comparison of affinity of total Hb to O_2 between 2 subspecies of Japanese char, Gogi, Salvelinus leucomaenis imbrius and Nikkoiwana, S.l.plwius
本崎 さおり
及川 信
竹田 達右
今林 博道
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抄録
日本産イワナ2亜種,ゴギとニッコウイワナの全ヘモグロビンの酸素親和性を比較した。pH7.8では,酸素解離曲線の傾きはゴギよりニッコウイワナの方が急であったが,P_<50>値はほぼ同レベルであった(それぞれ12及び13torr)。しかし,pH7.0では,傾きはニッコウイワナよりゴギの方が急で,P_<50>値はそれぞれ92及び78torrであった。すなわち,ゴギHbの方が弱いBohr効果を示した。これらの結果は,2亜種間で適応してきた棲息環境の溶存酸素濃度に違いがあることを示唆する。
内容記述
原著論文
キーワード
イワナ
ゴギ
ヘモグロビン
ニッコウイワナ
酸素親和性
char
Gogi
hemoglobin
Nikkoiwana
oxygen affinity
SelfDOI