IASB 概念フレームワークの「表示及び開示」と情報セットアプローチ

広島大学マネジメント研究 21 号 63-77 頁 2020-03-26 発行
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ファイル情報(添付)
HUMR_21_63.pdf 1.15 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
IASB 概念フレームワークの「表示及び開示」と情報セットアプローチ
タイトル ( eng )
“Presentation and Disclosure” on the IASB’s Conceptual Framework and Information Set Approach
作成者
長濱 照美
収録物名
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
21
開始ページ 63
終了ページ 77
収録物識別子
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
抄録
IASB の改訂版の概念フレームワークにおける新設章「表示及び開示」で,包括利益の概念が導入された。本稿の目的は,①当該新設章「表示及び開示」において,情報セットアプローチは採用されているか,②情報セットアプローチと包括利益の概念及び包括利益計算書はどのような関連性を有するか,以上を明らかにすることである。考察の結果,①に関して,「表示及び開示」における規定に情報セットアプローチの特質がみられた。②に関して,英国における包括利益の概念の導入と包括利益計算書の開発は,情報セットアプローチを構成する思考の導入と並行して行われたことが明らかとなった。以上より,IASB の単独開発となった概念フレームワークの「表示及び開示」に,英国の情報セットアプローチの影響が残存していると結論付けた。
著者キーワード
情報セットアプローチ
概念フレームワーク
IASB
表示及び開示
包括利益
包括利益計算書
英国
業績報告
FRS3
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学マネジメント学会
発行日 2020-03-26
権利情報
Copyright (c) 2020 by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355