なぜ奇異なものをよく覚えているのか : 奇異性効果研究の動向 <論文>

広島大学心理学研究 13 号 69-82 頁 2014-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
なぜ奇異なものをよく覚えているのか : 奇異性効果研究の動向 <論文>
タイトル ( eng )
Why do we recall bizarre things better? : A review of the literature <Article>
作成者
福屋 いずみ
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 69
終了ページ 82
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本論文は,奇異なイメージや文のほうが,ごくー般的で普通なイメージや文より記憶成績が良いという奇異性効果研究についての文献的検討である。奇異性効果は,文やイメージを用いた実験において古くから報告されており,頑健に得られる効果である。しかし,奇異性効果が生じるメカニズムについては諸説あり,現在も論争が続いている。本論文では、奇異性効果の生じる条件,および,奇異性効果をもたらすクリティカルな処理段階が符号化段階か検索段階かという論争を中心に,奇異性効果研究の動向について述べた。奇異性効果の定義や他の効果との境界については暖昧な部分もあるため,最後に,さまざまな刺激を用いた奇異性効果研究や他の類似した効果の研究についても触れている。
著者キーワード
奇異性効果
示差性
記憶
イメージ
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129