The Influence of J. L. Austin

広島外国語教育研究 13 号 93-109 頁 2010-03-31 発行
アクセス数 : 1182
ダウンロード数 : 1321

今月のアクセス数 : 5
今月のダウンロード数 : 4
ファイル情報(添付)
h-gaikokugokenkyu_13_93.pdf 728 KB 種類 : 全文
タイトル ( eng )
The Influence of J. L. Austin
タイトル ( jpn )
J. L. Austinの影響
作成者
収録物名
広島外国語教育研究
Hiroshima Studies in Language and Language Education
13
開始ページ 93
終了ページ 109
収録物識別子
[PISSN] 1347-0892
[NCID] AA11424332
抄録
John Langshaw Austinは, 応用言語学の分野においてHow to Do Things with Words (Harvard University Press, 1962[坂本百大訳『言語と行為』大修館書店, 1978年])で広く知られており, この本の内容は1955にハーバード大学でのWilliam James講義に基づいている。本論文の目的は, 従来の研究と比べもう少し広い文脈でAustinの考えを吟味することである。具体的には, 没後に出版された二つの講義を中心に振り返り, 彼の言語哲学と言語学との現代における関連意義を考えてみる。

本論文の初めでは, Austinの生涯について, 彼の学問的背景に焦点を当てるとともに, 元同僚と門下生による様々な記述をもとにまとめる。次に彼の哲学に対する基本的な捉え方と, 何故「(オックスフォード)日常言語学派」と呼ばれるに至ったかを考えてみる。さらに, もう一つの著名な講義メモであるSense and Sensibilia, (Oxford University Press, 1964[丹治信春・守屋唱進訳『知覚の言語-センスとセンシビリア-』勁草書房, 1984年])を論理実証主義(Logical Positivism)の視点から吟味する。そして最後に, William James講義の価値と言語学研究に貢献したことを, Widdowsonの一貫性と結束性との関わりの中で述べてみたい。
NDC分類
言語 [ 800 ]
言語
英語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学外国語教育研究センター
発行日 2010-03-31
権利情報
Copyright (c) 2010 広島大学外国語教育研究センター
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-0892
[NCID] AA11424332