学習者の自己評価・相互評価による学力向上を目指した音楽科授業計画(3)

学部・附属学校共同研究紀要 37 号 407-412 頁 2009-03-31 発行
アクセス数 : 1439
ダウンロード数 : 1157

今月のアクセス数 : 5
今月のダウンロード数 : 4
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_37_407.pdf 1.29 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
学習者の自己評価・相互評価による学力向上を目指した音楽科授業計画(3)
タイトル ( eng )
The music lesson plan aiming for advancement of achivement by learners self and mutual evaluation (3)
作成者
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
37
開始ページ 407
終了ページ 412
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
本研究では, 音楽科の学力向上を目指し, 学習者の自己評価・相互評価による音楽科授業の改善を試みた。第1の実践では, アルトリコーダーの指導に自己評価表・相互評価表を取り入れ, 器楽の基礎練習に有効であるかどうかを実験群・統制群のテスト結果から検証した。学習期間が短期間であったために, 有意な結果は出なかったが, 自己評価・相互評価によって, 学習に対する真剣さ, まじめさを引き出すことができた。

第2の実践では, アンサンブルの授業に, グループの自己評価とグループ同士の相互評価を取り入れた。自己評価表は, グループの活動目標や活動内容を把握させるのに役立ち, これによって活動自体が活性化し, 学習を効率良く進めることができた。また, グループ同士の相互評価表は, 他者の価値観との交流や, さらなる学習意欲をかき立てるのに効果的であった。また, グループとしての思いや, 他作品への批評を評価表に書くことは, 新学習指導要領でも目指されている「言語活動の充実」にも繋がるものとして, 今後いっそう取り入れていくことが必要になるであろう。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2009-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679