本来, ボール運動での究極の目標は勝つことである。勝つためには, 戦術が必要である。授業において戦術学習を行うことにより, ゲームを評価する観点がはっきりし, チームの課題が分かりやすく, 次時への学習につなげやすいと考える。本研究は, 高II女子サッカーの授業において, グループ戦術学習に主眼をおき, 戦術学習によりゲームの様相やプレーヤーの意識の変容がみられたかを検証するものである。