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ID 34662
file
title alternative
A Study on Mathematics lesson through language activities : Developing the ability to think, make decisions, and represent
creator
Itazaki, Shinichi
Moriwaki, Masayasu
NDC
Education
abstract
本研究の目的は,言語活動を充実させた授業により,数学の本質に迫る議論や思考の深化につながる授業開発を行うことである。そのために「多様なアイディア」,「数学の活用」,「数学の再構成」という3つの視点を重視して授業実践を行い,生徒の発言や反応から授業を分析し,授業後に生徒に活動の意義をどう感じたかを調査した。その結果,次の4点が示された。①単なる話し合いではなく,数学的に広がりや深まりのある活動を行うことが重要である。②問題解決のプロセスを数学的な言語を用いて表現させることが重要である。教師は,既習内容など指導の系統性を意識するとともに,理解の様子や達成度などの生徒の学習の状況を適切に把握する必要がある。③活動の目的を明確にし,教師が時間管理を適切に行うことが重要である。生徒のアイディアを,教師と生徒,生徒間のやりとりの中で焦点化し,新たな課題を設定するなど工夫することで生徒の学習意欲が高まる。④数学の達成度の上位群は,数学の問題を解くのに役に立つような数学的な処理の方法を知ることに意欲をもつ。また下位群は,数学そのものよりはむしろ数学を活用することに意欲をもつ。
journal title
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
issue
Issue 41
start page
123
end page
132
date of issued
2013-03-22
publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
issn
1346-5104
ncid
SelfDOI
language
jpn
nii type
Departmental Bulletin Paper
HU type
Departmental Bulletin Papers
DCMI type
text
format
application/pdf
text version
publisher
department
Attached Schools
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