Journal of the Faculty of Fisheries and Animal Husbandry, Hiroshima University Volume 10 Issue 2
1971-12-25 発行

Osteology of Bluegill Sunfish, Lepomis macrochirus Rafinesque

ブルーギルサンフィッシュの骨格に関する研究
Thakur, Nirmal K.
Takahashi, Masao
Murachi, Shiro
file
abstract
Bluegill sunfish (Lepomis macrochirus RAFINESQOE)を実験動物として使用するために必要な基礎的知見を得,さらにその所属するクロマス科Centrarchidaeの魚類の分類に資する目的で,その骨格を精査した.

100尾の標本につき,常法,骨格染色法,X線写真により,骨の形状,配列,大きさ等を観察し次の結果を得た.
(1) 頭蓋骨の長さに対する高さ,巾の比率は魚の成長に伴って変化するが,他の骨格要素の大きさは,標準体長又は頭蓋骨長に比し略々一定の値を示し,魚の成長に伴い変化しない.
(2) 魚体の外形に対応して骨格の構成が一定している所から,数種の骨は位置を外形から容易に決定出来る.
(3) 骨の基本的配列は同科のSacramento perch (DINEEN and STOKELY,1956)と略々同様であるが,個々の骨の大きさ,形状は異なり,bluegill sunfishでは若干の骨が省略されている.
(4) bluegill sunfishを含むCentrarchidaeの魚の骨格について行なわれた従来の研究では,1ケしかないとされていた尾神終骨が2ケ存在することが確認される.
(5) 体節性構造の内,背鰭軟条,腹椎,鱗及び鰓耙の数が,従来得られていた結果と若干相違している.