中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 Volume 37
1997-03-11 発行

乳幼児とのふれあい体験学習の成果 : 非体験学習者との比較から

小林 京子
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今日は,家族形態の多様化に伴い,核家族のうえ少子化の傾向が進み,合計特殊出生率は1.5以下で,子どもの数が急速に減少している。家族数や兄弟姉妹数が少ない高校生にとって,日常生活において乳幼児とふれあう機会や身近に親が乳幼児を育てているようすを見る機会は少ない。また,そのような機会があっても,核家族の中で保育に関する文化の伝承が少なく,精神的・肉体的支援の乏しい状況での保育の姿である場合が多い。そこで,保育に関する学習において,乳幼児とのふれあい体験学習を取り入れ,乳幼児との交流を通して乳幼児の特徴を知り,接し方を身につけ,いたわりの気持ちや生命の大切さを育むことを目指した。本研究では,学習前後の調査から,ふれあい体験学習者と非体験学習者の保育および乳幼児に対する意識やイメージ・思いの変化に,体験学習の成果としての差異が見られたので報告する。
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