大学生の自己愛傾向と自我同一性との関連について <資料>
広島大学心理学研究 8 号
271-280 頁
2009-03-31 発行
アクセス数 : 2628 件
ダウンロード数 : 2133 件
今月のアクセス数 : 25 件
今月のダウンロード数 : 18 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/26807
ファイル情報(添付) |
HPR_8_271.pdf
1.31 MB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
大学生の自己愛傾向と自我同一性との関連について <資料>
|
タイトル ( eng ) |
The relations between inclinations toward narcissism and identity in university students
|
作成者 |
橋村 裕治
|
収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
|
号 | 8 |
開始ページ | 271 |
終了ページ | 280 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
|
抄録 |
本研究では, 青年期における自己愛傾向は自我同一性の感覚に寄与する健康な側面をもちうるという仮説のもと, 大学生の自己愛傾向と自我同一性との関連を検討した。自己愛人格目録短縮版(NPI-S)の下位尺度の主成分分析によって抽出された「自己愛総合」と「注目-主張」の2成分の高低によって対象者を4群に分類し, 多次元自我同一性尺度(MEIS)の総合得点および下位尺度得点を比較したところ, 全体的な自己愛傾向の高い群は低い群よりも自我同一性達成感を強く持つという結果が示された。このことから, NPI-Sによって捉えられる一般青年の自己愛傾向の高まりは, 病理的な自己愛とは異なり自我同一性達成に寄与するものであると言える。また, 自分の感覚を軸に自己を捉える群の方が, 他者の視点を介して自己を捉えようとする群よりも, 自分の理想や願望を明確に意識していることが示された。
|
著者キーワード |
自己愛傾向
自我同一性
大学生
|
NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
|
発行日 | 2009-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
|