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ID 45492
本文ファイル
別タイトル
Toward standardization of “reasonable accommodation” for students with disabilities by evaluating its validity
著者
吉原 正治 保健管理センター 広大研究者総覧
山本 幹雄 アクセシビリティセンター 広大研究者総覧
岡本 百合 保健管理センター 広大研究者総覧
磯部 典子 保健管理センター 広大研究者総覧
三宅 典恵 保健管理センター 広大研究者総覧
日山 亨 保健管理センター 広大研究者総覧
黄 正国 保健管理センター 広大研究者総覧
坂本 晶子 アクセシビリティセンター 広大研究者総覧
佐野(藤田) 眞理子 アクセシビリティセンター
NDC
教育
抄録
障害学生支援における合理的配慮の妥当性評価を行い,その結果で基準案を作成することを目的とする。障害学生支援または保健管理に携わるスタッフ7名が,仮想事例5事例(聴覚,肢体不自由,発達障害2例,内部障害)に対して,合理的配慮例(授業の情報保障,欠席時の対応,履修基準に関わること,連絡,実習(教育実習,臨床実習),グループ学習・実験,試験,生活支援にも係ること,課外活動,研修会など計80例)について,合理的配慮として妥当性を評価した。妥当性は9段階評価で採点し,「1点:妥当でない ←→5点:中間 ←→9点:妥当」とし,それぞれのスタッフが独立して絶対評価した。さらに,回答者は,全員の1回目の集計結果を見て,再度回答し,デルファイ法に準じて集約を試みた。その結果いずれの仮想事例においても共通して妥当性が「中位」以上とされた事項は,「病院受診のための欠席時には講義の資料が欲しい」,「レポート課題の期限延長」,「重要事項,急な予定変更は,学生用電子掲示板システムへの掲示又は文書で明示」,「事前に作業工程,制限時間,注意事項等を文書で具体的に明示」,「申請,書類作成等に関する助言」,「就労移行支援事業所と連携した就労支援」,「支援関係学生教職員に啓発講習会を開催」であった。その他個々の事例に応じたものがあった。支援の対象も,内容・範囲もますます多様となり,障害学生支援を,より効果的に実施するためには,本人・関係者間での建設的な相談・対話が重要である。その前提として,支援者側はどのような支援が必要であるかの一般的知識と,必要度の定量的評価も知っておくことが有用と考えられた。
抄録(英)
The purpose of this study was to evaluate the validity of the rational consideration of reasonable accommodations to be made for students with disabilities and to draft an appropriate standard. Seven health management or student support professionals involved in this study. Five fictional cases of disabilities (auditory impairment, physical disability, developmental disorder (2 cases), internal disability) and 80 examples of reasonable accommodations were prepared. The participants evaluated the validity of each example on a scale of 1 to 9. The results were revised and aggregated in accordance with the Delphi method. Examples of reasonable accommodations commonly evaluated as “moderately or highly valid” among the participants were as follows. “Providing lecture materials in absence due to hospital visit”, “Extending the deadline for submission of papers”, “Notification of schedule changes online or by sending notes”, “Prior notification in writing of processes, time limits, and precautions”, “Giving necessary advice on filling out application and other forms”, “Providing transition support for employment”, and “Holding workshops on disability support for faculty, staff, and students”. Constructive dialogue with students with disabilities is important to determine the most effective support methods. Moreover, it is also useful to know which reasonable accommodations are considered highly “valid” or “reasonable” based on quantitative evaluations.
内容記述
本研究の一部はJSPS科研費15K01683「心身の疾病・発達障害等のある学生への合理的配慮の基準に関する検討」の助成を受けた。また,本研究の一部は第46回中国四国大学保健管理研究集会(H28.8.26,広島市),第47回中国四国大学保健管理研究集会(H29.8.25,高知市),第55回全国大学保健管理研究集会(H29.11.29,沖縄県宜野湾市)において発表した。
掲載誌名
総合保健科学
34巻
開始ページ
29
終了ページ
40
出版年月日
2018-03-01
出版者
広島大学保健管理センター
ISSN
0911-3231
NCID
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
権利情報
Copyright (c) 2018 「総合保健科学 : 広島大学保健管理センター研究論文集」編集委員会
部局名
保健管理センター
総合科学研究科
その他
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