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ID 39890
本文ファイル
別タイトル
Elemental composition of black deposits on the shells of Phenacolepas pulchella (Mollusca: Gastropoda: Neritopsina) collected from the Aso-kai lagoon, Kyoto, Japan
著者
倉持 卓司
厚井 晶子
キーワード
阿蘇海
海跡湖
酸化還元
マンガン
ミヤコドリ Phenacolepas pulchella
Aso-kai
coastal lagoon
manganese
Phenacolepas pulchella
redox
NDC
動物学
抄録
阿蘇海は宮津湾の西部の湾入部が堆砂によって仕切られた海跡湖である。その阿蘇海内に形成されたカキ礁内部に生息するアマオブネガイ目の巻貝ミヤコドリ(Phenacolepas pulchella)を採集した。海跡湖に生息するカキ礁を生息環境とするミヤコドリの報告は初めてである。採集したミヤコドリの殻表面は黒色沈着物で覆われていた。この黒色沈着物について,電子プローブマイクロアナライザー(EPMA)を用いて電子像による形態観察,定性分析および定量分析を行ったところ,顕著なマンガン(Mn)のピークが検出され,沈着物の主成分は酸化マンガン(MnOn)であることが示された。これまでミヤコドリの殻表上の付着物は還元鉄が付着して茶色になる(土屋,2000)とされていたが,分析の結果,阿蘇海で採集されたミヤコドリの殻表面には酸化マンガンが濃集していることがわかった。阿蘇海のミヤコドリ生息域における酸化還元条件が,酸化還元に敏感な元素であるマンガン(Mn)の沈着に深く関与している可能性が考えられる。
抄録(英)
Aso-kai is a lagoon separated by sand spit from the Miyazu Bay, a marginal water of the Sea of Japan. We collected individuals of Phenacolepas pulchella, belonging to the order Neritimorpha, from inside of oyster reefs, as the first record of such inhabitation. Shell surface of P. pulchella accumulated blackish deposits. Electron probe micro-analysis revealed that the deposits consist mainly of manganese oxides (MnOn). Geochemical setting of the habitat may facilitate accumulation of the redox-sensitive element, Mn.
掲載誌名
生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要
50巻
開始ページ
25
終了ページ
32
出版年月日
2011-12-24
出版者
広島大学大学院生物圏科学研究科
ISSN
1348-1371
NCID
NAID
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
部局名
生物圏科学研究科
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