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ID 47631
本文ファイル
別タイトル
An Economic Explanation for Intrinsic Motivation Crowding-out: A Review of James (2005) “Why Did You Do That?”
著者
鵜野 好文 大学院国際協力研究科
高橋 与志 大学院国際協力研究科 広大研究者総覧
キーワード
プリンシパル・エージェント理論
外在的インセンティブ
内発的動機 付け
内発的動機付けのクラウディング・アウト
内発的動機付けのクラウディン グ・イン
JEL classification: J30
JEL classification: L20
PsycINFO classification: 2360
PsycINFO classification: 3000
抄録
実証研究の結果が示すように、プリンシパルの外在的インセンティブの導入は、しばしば、エージェントの内発的動機付けをクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)させ、その結果、努力水準を不連続に低下(増加)させる。私たちは、内発的動機付けのクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)を公式的に説明するため、そこで、まず、標準的経済理論のプリンシパル・エージェント・モデルに、外在的インセンティブ報酬から生じる選好だけではなく、内発的動機付けから生じる選好を組み込んだエージェントの効用概念を提示する。さらに、異なるタイプの動機付けから生じる満足に優先順位をつけることで総合的満足を最大にするBentham 的効用概念を活用する。この選好枠組みの下で、外在的インセンティブの導入が、異なるタイプの内発的動機付けの対象価値(あるいは、対象行為)の相対的重要性を変化させることが、内発的動機付けのクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)を生じさせることを明らかにする。さらに、このモデル分析より、幾つかの試験的仮説を提示する。第一は、外在的インセンティブの導入が、内発的動機付けの対象価値(あるいは、対象行為)の相対的重要性を低下(増加)させるとき、内発的動機付けのクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)を生じさせることである。第二は、エージェントに提示される外在的インセンティブが大きい程、内発的動機付けのクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)が生じる可能性が高いことである。さらに、もう一つは、エージェントの内発的動機付けの共感度が中程度のとき、外在的インセンティブの導入が、内発的動機付けのクラウディング・アウト(あるいは、クラウディング・イン)を引き起こす可能性があることである。
内容記述
日本学術振興会の学術研究助成基金助成金の資金援助(課題番号:26380462)に深く感謝いたします。本研究ノートは、同研究プロジェクトの遂行にあたり開催された研究会の報告資料(平成27年10月20日於広島大学)に加筆・修正したものである。
掲載誌名
廣島大學經濟論叢
42巻
3号
開始ページ
73
終了ページ
102
出版年月日
2019-03-08
出版者
広島大学経済学会
ISSN
0386-2704
NCID
言語
日本語
NII資源タイプ
紀要論文
広大資料タイプ
学内刊行物(紀要等)
DCMIタイプ
text
フォーマット
application/pdf
著者版フラグ
publisher
権利情報
Copyright (c) 2019 広島大学
部局名
社会科学研究科
国際協力研究科
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