初等教育カリキュラム研究 6号
2018-03-31 発行

生活科の授業デザイン・実施における教師の役割に関する研究 : 単元「まちたんけん」における教師のゲートキーピングのケース・スタディー

Research on Teacher’s Role in “Living Environment Study” Lesson Design and Its Practice: A Case Study of a Teacher’s Gatekeeping on the Unit “Village Explore”
金 鍾成
河原 洸亮
本文ファイル
抄録
子どもの生活を学習対象とする生活科は,子どもや教材を中心に研究が進められ,授業をデザイン・実施する主体である教師の姿が隠されてしまう傾向にあった。そこで,本研究は,A教師が行った単元「まちたんけん」のデザイン・実施のナラティブを記述・分析し,生活科における教師の役割を考察するケース・スタディーを行う。具体的には,ゲートキーピング論から理論的フレームワークを抽出し,それをもとに学習指導案,授業参観のフィールドノート,ワークシート,事例児童とのインタビュー,教師とのインタビューを収集し分析した。本研究の成果として,①生活科「でも」教師のゲートキーピングが授業デザイン・実施において重要な位置を示すことを明らかにし,生活科における新たな研究領域の可能性を提案したこと,②生活科「ならでは」のゲートキーピングとして,「ゲートキーパー」「案内者」「交渉者」の3つの教師の役割を指摘したことが挙げられる。
キーワード
生活科
授業デザイン・実施
まちたんけん
ゲートキーピング
ケース・スタディー
Living Environment Studies
Lesson Design and Practice
Village Explore
Gatekeeping
Case Study
権利情報
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