災害社会学の成果を踏まえた社会科新単元「防災ネットワーク」の開発 : 広島大学附属小3校による共同研究を通して

学部・附属学校共同研究紀要 40 号 123-128 頁 2012-03-26 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
災害社会学の成果を踏まえた社会科新単元「防災ネットワーク」の開発 : 広島大学附属小3校による共同研究を通して
タイトル ( eng )
Development of "network against disasters" in elementary social studies by "sociology of disaster" : Through the analysis of The educational research at three elementary schools attached to Hiroshima University.
作成者
松岡 靖
長野 由知
安松 洋佳
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
40
開始ページ 123
終了ページ 128
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
本研究の目的は,平成20年版学習指導要領における新単元「防災ネットワーク」を事例にして,附属3校による授業開発と実践と相互検証を行い,社会科新単元の新たな授業のあり方を示すことにある。

最初に,災害社会学の成果に基づき,「災害」を「社会システムと地域コミュニティが,異常な自然災害に遭遇し,社会災害化(システムとコミュニティへの被害)すること」と定義づけ,中心概念とその関連を明らかにした。次に,「災害」が社会災害として現象化する段階を特定した上で,授業開発の視点として,「学習の中心となる『災害』の段階の明確化」,「『減災』に向けての学習過程の構築」,「社会システムと地域コミュニティにおける学習対象の明確化」の3点を示した。これらの視点に基づき,①防災時の減災を目指す防災ネットワークを事例とする「どうして?どうする?地震大国日本と災害情報」,②災害時の減災を目指す防災ネットワークを事例とする「東日本大震災から見る情報社会」,③東日本大震災を契機に,防災時の減災を目指す防災ネットワークを事例とする「わたしたちの生活と情報-防災ネットワークを通して-」を附属3校の開発事例として明らかにした。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2012-03-26
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679