中学校・高等学校音楽科の学力を確かなものとする教育プログラムの開発(2)

学部・附属学校共同研究紀要 37 号 99-107 頁 2009-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
AnnEducRes_37_99.pdf 4.95 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
中学校・高等学校音楽科の学力を確かなものとする教育プログラムの開発(2)
タイトル ( eng )
The development of educational program for ensuring academic ability of music in junior high school and high school
作成者
藤井 恵子
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
37
開始ページ 99
終了ページ 107
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
音楽科授業においては, 「わかる」(認知)「できる」(スキル)「感じる」(情意)ことによって学習が成り立っている。本研究では, 対照的な3つの授業を取り上げ, 「わかる」「できる」「感じる」がどのように関連し合っているのかを明らかにした。A高等学校の実践は, 「わかる」ことを重視し, 声や楽器の仕組みを理解することから学習をスタートしたが, それが興味・関心をもたらして「感じる」という成果に繋がり, 結果的に歌唱や器楽活動も「できる」ようになった。B中学校の実践は, 「できる」ことを重視し, 合唱のスキルを体得させたが, それによって歌唱や合唱に関する知識が「わかる」ようになり, その結果合唱のすばらしさを「感じる」ことに繋がった。C中学校の実践は, 「感じる」ことを重視し, これをもとにミュージカルを創作していったが, 主体的な活動を通して創作の知識が「わかる」ようになり, その知識を使って創作したり表現したりすることが「できる」ようになった。以上のように, 全く異なる視点から行われた3校の実践は, 認知面, スキル面, 情意面のバランスのとれた優れたものであったといえる。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2009-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679