幼児期の発達における運動の役割

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 38 Page 295-300 published_at 2010-03-31
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File
AnnEducRes_38_295.pdf 1.25 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
幼児期の発達における運動の役割
Title ( eng )
The role of movement in young children's development.
Creator
Asakawa Atsushi
Okahana Kiichiro
Zaima Yumiko
Hayashi Yoshie
Uematsu Yumiko
Ochiai Sayuri
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 38
Start Page 295
End Page 300
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
本研究の目的は, 運動, 認知, 社会性の3つを同時に縦断的に測定し, 複数の運動項目による質的な群分けを試みるとともに, 子どもの日常を加味した事例的検討を行うことにより, 運動発達が認知や社会性の発達に及ぼす影響を, 総合的にかつ個別に明らかにすることであった。年中児33名, 年長児35名を対象に, 約6ヶ月間隔で, 運動能力8項目と認知や社会性に関する5項目を測定した。クラスタ分析の結果より, 年中児では3つ, 年長児では4つの群に分けることができ, 各群の違いは, 運動に対する子どもの好き嫌い, 苦手意識や緊張感などによって説明できた。また, 重回帰分析の結果から, 年中児では, リーダーに関してはリズム, チャレンジに関しては捕球, 年長児では, リーダー, チャレンジともにボール投げが, 影響を与えていると考えられた。そして, 縦断的に検討した結果, 運動面でも大きな伸びが見られるとともに, 意欲や積極性が増す群が存在した。その一方で, 一部の運動能力の数値とリーダーやチャレンジの評定が共に下降した群も存在した。さらに, 5名の事例を検討することにより, 運動と社会性の発達的な関係を具体的に示した。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2010-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679