協同遊びの萌芽を育む援助に関するリソースの構築 : 3歳児における保育者の個に応じた支援

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 37 Page 163-168 published_at 2009-03-31
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File
AnnEducRes_37_163.pdf 3.88 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
協同遊びの萌芽を育む援助に関するリソースの構築 : 3歳児における保育者の個に応じた支援
Title ( eng )
The construction of resources to assist some portents of collaborative play : The early childhood teacher which supports a 3 years old boy.
Creator
Park Eunmi
Koga Takuya
Maeda Kae
Zaima Yumiko
Hayashi Yoshie
Uematsu Yumiko
Ochiai Sayuri
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 37
Start Page 163
End Page 168
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
本研究の目的は, 対象児(3歳男児:T児)の様子をビデオカメラで撮影し, 映像データを保育者・研究者・大学院生間で相互に検討することで, 協同遊び場面を中心に, 3歳児における保育者の個に応じた支援に関するリソースを構築することである。

本研究の方法は, 次の通りである。(1)T児の様子をビデオカメラで撮影し, フィールドノーツに記録した。(2)撮影された映像データの中から, その日のT児の特徴的シーンを抽出した。(3)保育者・研究者・大学院生間で, T児理解を深める議論を展開した。(4)この議論に基づいて, それまでのT児理解の構成と, 新たなT児理解の再構成を行った。(5)新たなT児理解に基づいて援助の在り方を検討した。

本研究の結果は, 次の通りである。(1)T児の遊びたい気持ちを実現するためには, 仲の良い友だちと遊ぶことのできる環境を保証し, T児自身が安心感を感じることが重要である。(2)T児が自分で遊び始めるために保育者は, 援助するよりも彼の声に耳を傾けることが重要である。(3)T児が自分を出すために保育者は, 遊びの楽しさを教えるよりも, 彼の世界を共有することが重要であるとともに, 特にK男との関係を支えることがポイントである。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2009-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679