大学生におけるソーシャルサポートの互恵性変化と抑うつとの関連 : 性別およびサポート機能別の検討

広島大学心理学研究 7 号 245-253 頁 2008-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
大学生におけるソーシャルサポートの互恵性変化と抑うつとの関連 : 性別およびサポート機能別の検討
タイトル ( eng )
Relationship between the change of social support reciprocity and depression among university students : Examination according to sex differences and support functions
作成者
山本 友美子
堀 匡
石垣 琢磨
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
7
開始ページ 245
終了ページ 253
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究では、大学生を対象に、サポート機能別にソーシャルサポートの互恵性の変化と抑うつとの関連を検討した。予備調査ではサポート機能を分類できるような項目を作成するため、大学生62名(男性26名、女性36名)を対象に質問紙調査を実施し、サポート項目の因子分析を行った。その結果、サポート機能は助言サポート、贈与サポート、協同サポートの3因子に分類された。本調査では予備調査で選定された項目を用いて、大学生67名(男性21名、女性46名)を対象に縦断的に2回(T1、T2)の調査を実施した。共分散分析の結果、男性では互恵性の変化と抑うつとの関連が示されなかった。しかし、女性ではT1からT2にかけて贈与サポートの互恵性が減少した群は、互恵性が増加した群と比較して、T2における抑うつ尺度の主感情と心理的随伴症状が有意に高いことが示された。
著者キーワード
ソーシャルサポートの互恵性
抑うつ
大学生
性差
サポート機能
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2008-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129