重度視覚障害児童生徒に対する漢字指導の在り方に関する一提言 : 重度視覚障害者の漢字利用に関する調査から <原著論文>

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タイトル ( jpn )
重度視覚障害児童生徒に対する漢字指導の在り方に関する一提言 : 重度視覚障害者の漢字利用に関する調査から <原著論文>
タイトル ( eng )
One Proposal about an Ideal Method of Kanji Guidance for Students with Serious Visual Impairments
作成者
大財 誠
小林 秀之
収録物名
障害児教育実践センター研究紀要
The Bulletin of the Center for Special Needs Education Research and Practice, Graduate School of Education, Hiroshima University
4
開始ページ 41
終了ページ 48
抄録
本研究では、重度視覚障害児童生徒に対する漢字指導の目標設定を行う上で有用となる知見を整理することを目的とし、音声装置等を用いてパソコン等を使っている重度視覚障害者31名に対して電子メールによる調査を実施した。調査の結果から、重度視覚障害児童生徒に対する漢字指導の当面の目標として、使用頻度の高い1000文字程度の漢字の音訓及び用例が理解できるようにすることが効率的であることが示唆された。指導の際の留意点としては.①パソコン等を用いて漢字仮名交じり文を入力し、その文章を他者が添削するといった指導形態を積極的に取り入れていくこと、②重度視覚障害児童生徒にとってとらえにくい情報を補い、充実した言語環境を整えること、③パソコン等の使用方法等をあわせた包括的な指導を行うことが挙げられた。
著者キーワード
重度視覚障害
漢字
目標
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属障害児教育実践センター
発行日 2005-12
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1348-2645
[NCID] AA11871534