吃音児の能力・性格に関する諸特性について <原著論文>

アクセス数 : 1510
ダウンロード数 : 1879

今月のアクセス数 : 3
今月のダウンロード数 : 1
ファイル情報(添付)
CSERP_1_1.pdf 252 KB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
吃音児の能力・性格に関する諸特性について <原著論文>
タイトル ( eng )
The Various Special Qualities of Ability and Character in Stuttering Children
作成者
早坂 菊子
収録物名
障害児教育実践センター研究紀要
The Bulletin of the Center for Special Needs Education Research and Practice, Graduate School of Education, Hiroshima University
1
開始ページ 1
終了ページ 5
抄録
本研究は2つの研究から構成されている。第1研究は吃音児の学習能力や性格特性に非吃音児と異なった分布特性があるのではないかという仮説のもとに、関東圏のことばの教室在籍児を対象として、10項目にわたる調査をおこなった。その結果、神経質、の項目と不器用の項目が該当項目として示された。特に合併症を持つ吃音児(多くは構音障害を併せ持つ)は、不器用であることが示唆された。第2研究では、第1研究で示された神経質、不器用がどのような特性なのかを調査するために中国、四国、九州地方のことばの教室の在籍児童を対象として10項目の調査をおこなった。その結果、全体的に対人的過敏性があり、手先が不器用であることがわかった。構音障害を併せ持つ吃音児は、身体全体も不器用であることがわかった。また、対人的過敏性が強いことが示されていた。吃音を研究する際、下位分類化する必要性の意義が認められた。
著者キーワード
吃音児
神経質
不器用
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属障害児教育実践センター
発行日 2003-03
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1348-2645
[NCID] AA11871534